イベントレポート 朗読劇『私の幸せな結婚』

皆様、こんにちは。アイモの松本です。

今回は7月に ところざわサクラタウンにて行われた 朗読劇『私の幸せな結婚』の

主に演出効果などについてご紹介いたします。

弊社の演出家 富が演出を行い、私もスタッフとして参加しました。


概要とあらすじ

名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。
嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞。
数多くの婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、
色素の薄い美貌の男。
初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、
少しずつ清霞と心を通わせていく―――。

これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。

上記 公式サイトより引用


主人公の「美世」と婚約者の「清霞」が織りなす和風シンデレラ・ストーリーです。

KADOKAWAの「READPIA」プロジェクトのコンテンツとして上演されました。

リードピア公式サイト



演出方法(こだわり)

物語の中で場所や時間の変化が多く、観劇されているお客様が直感的にわかるような演出が求められました。

今回はシンプルな「ステージデッキ」を使用したセットで行うことで、照明演出による空間の変化が際立つようにしました。


紗幕による演出

紗幕とは目が粗くすける布地で作られた幕のことで、今回は黒色の黒紗幕と白色の白紗幕を使用しました。

照明と組み合わせることで効果的な演出をすることができます。

吊った紗幕の前にだけ照明が付いているときは紗幕の奥は見えませんが、紗幕の奥に照明をつけると紗幕が透けて奥が浮かびあがって見えるという幕です。物語の冒頭ではタイトルを映した後、吊っていた幕を一瞬で落とす”ふりおとし”という使い方もしました。


ステージデッキのセット

三段階の高さでステージデッキを組みました。

上手・下手のそれぞれにスペースを作ることによって場所の変化をわかりやすくしました。

また、舞台奥に設置した一番高いゾーンは過去の話や回想のシーンで使用し、その前に吊っていた黒紗幕と組み合わせることで普段の会話とは異なる世界観を作りました。


桜吹雪

最後のエピローグのシーンとカーテンコールのシーンでは桜吹雪を降らせました。

物語の中で「桜」が重要になるシーンがあるので桜吹雪は絶対に外せない演出です。

朗読劇のストーリーとマッチしたおかげで、素晴らしい効果を生み出しました。



最後に

演出効果を効果的に組み合わせることで、物語にプラスして人の心を動かすステージにすることができます。

改めて、内容と噛み合った演出の素晴らしさを感じました。

「イベントで雪を降らせたい!」、「こんなイベントをやってみたいけど・・・・。」など、些細なことでも構いません。


ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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Reona Matsumoto

制作業務を担当しております。

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